ご自身の相続対策をすることは、
残されたご家族に対する最後の贈り物です。
「相続」というのは、長い人生の中でも、そう何度も経験することでは
ありません。
ほとんどの方にとって、次に発生する相続が「初体験」なのです。
「相続のことはよくわからないが、失敗はしたくない。」
「相続税のことで子供に心配や迷惑をかけたくない。」
このように漠然と感じておられる方も多いのではないでしょうか。
そのような方に、私は事前に準備しておくことをお勧めしています。
それが生前の相続対策です。
信和綜合会計事務所では、相続対策には3つの目的があると考えています。
将来発生する相続税額自体を減少させることです。
相続税の納税に必要な資金の準備をすることです。
物納という例外を除いて、納税には資金が必要となるからです。
特に、お金以外の資産が遺産の大半を占める場合には、
大きな問題となります。
被相続人の生前に、遺言などで遺産分割の方針を定めておき、
相続人同士でのトラブルを未然に回避することです。
俗に「争族対策」と呼ばれます。
それは、相続開始日以降に(亡くなってから)上記の目的を達成させることが難しいからです。個別に説明いたします。
どの遺産を誰がどれだけ取得するかにより、相続税額が変動することが
ありますが、それ以外の対策は全くできません。
例えば、生前贈与・相続時精算課税制度の活用、自社株評価の対策などです。
相続開始日以降10ヶ月以内に納税しなければならないため、
換金可能な資産や物納に適した資産が無い場合などは、
自宅を処分せざるを得ないという過酷なケースもあるのです。
相続開始日以降10ヶ月以内に遺産分割の協議が成立しないケースもあります。
また、無理に協議を成立させようとすると、
互いに助け合うべき親族が争うといった悲しい事態にもなりかねません。
一定額以上の財産をお持ちの方は生前の相続対策が必要です。
しかし、その前にやるべきことがあります。
それは、「今(いま)」をしっかり理解することです。
現在の財産・債務の状況を把握しなければ、
相続対策が必要かどうかさえわからないからです。
つまり、「何も対策していない現状を把握すること」
= 「現状における相続税額概算の試算」を相続対策のスタートラインとするのです。
信和綜合会計事務所では、現状における相続税額概算を試算するサービスを定額(100,000円【消費税込】)で提供しております。
なお、電子メールなどを利用した連絡だけでサービスを提供することも考えましたが、直接ヒアリングをして確認すべき事項も多く、また、伝達される情報の誤認を避けるため、原則として、お客様との面談方式とさせていただいております。
面談を希望される方は、メールもしくはお電話(06-6221-1467)にてご予約下さい。
上記のとおり、信和綜合会計事務所では相続税額の試算までは
定額料金とさせていただいておりますが、その結果に基づく具体的な
対策についての提案は別途お見積りとさせていただいております。
お客様からのご要望がある場合に限り、
提案の内容に応じたお見積りをさせていただきます。もちろん、相続税額の試算サービスのみを利用していただくことも可能です。